Hulu「扉の向こう」ネタバレ有　あなたの番です番外編/サイドストーリー【9月8日更新】

藤井は自宅の玄関に女性の肖像画を飾っています。

これは彼の理想の女性です。

彼女に話しかけて、彼女の分の夕食も作り一緒に食べる。

そして裸になって絵画と一緒に寝る。

中々やばいですね。一人で妄想して絵画に怒ったり、優しくしたり・・・・

絵画の彼女のために下着のプレゼントを買いますが、勤務している病院にプレゼントを忘れてしまいます。

結果、看護婦の桜木るりに発見されてしまいます。

そんな、情けない彼の日常を描いた物語でした。

赤池吾郎視点で語られる、赤池家のお話。

吾郎の心の平穏は、家で育てているパセリのお世話をすること。

吾郎は大手商社に勤めており、パセリ一筋40年。

母親である幸子と妻である美里の仲が良くないのは知っているが、どうしようもない状態に悩んでいます。

ある日、嫁姑問題についてパソコンで調べ物をしていると、とんでもないブログを発見する。

それは「ある嫁と姑と仲良しブログ」というもの。内容は姑のことをひどく誹謗中傷しているものだった。

それを見た吾郎は「自分の家は上手くいっている方だ」と考え直す。

ある夜中、美里はパソコンをしていた。そこに吾郎が登場。幸子の介護について大変じゃないか？と美里に相談にする。

話をしている途中、幸子が起きてしまう。寝れないというので美里はパソコンを出したまま幸子を連れて散歩に出る。

興味本位でパソコンを覗いた吾郎。

そこで見たものは先日発見したおぞましいブログ「ある嫁と姑と仲良しブログ」だった。

現実を受け止められない吾郎は再び「自分の家は上手くいっている方だ」と自分に言い聞かせた。

北川そら君視点のお話。

ラジオのパーソナリティとして忙しく働いている母。

本編では、母親である北川澄香が育児放棄しているように見えますが、ひたすらに忙しいだけで愛情を注いでいるようです。

その分、そら君はとてもしっかりしていて母親を支えています。自分のために頑張っているのだと。

一方、児嶋佳世は頻繁にそら君を誘い遊ぼうとします。

そら君は幼稚園から帰宅すると、母親が出演しているラジオを聞くのが日課。心待ちにしてラジオに聞き入ります。

しかし夜遅くまで放送しているので、頑張って寝ないようにするのですが眠気には勝てず、寝てしまいます。

心の中で「明日は母親と沢山話せたらいいな」なんてことを考えています。

母親を困らせないように、泣かないで気を引こうとしますが・・・・あえなく失敗。

ある日、母親のラジオにラジオネームを使って電話中継をしてみます。

話すことをメモに書き留めていたそら君ですが、思っていたように心の思いを母親に伝えられません。

ラジオの中継越しに、ただ「寂しい」と漏らしてしまうそら君。

母親に迷惑をかけてしまったと思ったそら君は、そのまま電話を切ろうとしますが澄香は自分の子供だと気づきます。

そしてそら君に「母親と一緒にいたいよね、ごめんね」「もう少しだけ母親を待って下さい、そら君に会えなくて寂しいのはお母さんも一緒だよ」と伝えます。

そして「お母さんは今日はダッシュで帰ってくるんじゃないかな？」と一言。

そら君は「お仕事頑張ってください」と伝えます。

お互いの存在に気づきながら、お互いを思いやる言葉を掛けることができた北川親子。

帰ってきた澄香はそら君に「大好きだよ」と伝えました。

とても素敵な物語です。

しかし、最後に児嶋佳世の影が。

最後にそら君は言います

「僕が、ママを守るんだ！！」

良くも悪くも、ハラハラするお話ですね。

児嶋夫婦は元々、大の仲良しでした。

夫の俊明は地図が大好きで、二人の名前を日本地図に書くことが夢。

そしてついに夢も叶って幸せ・・・だったはずですが、一つ問題がありました。

それは子供が出来きないこと。佳世は子供が欲しくて欲しくてたまりませんでした。

悩み、時が経ち、子供が出来ない原因が俊明という事が判明します。

異常なまでの子供への執着心と、夫に原因があるということにストレスが溜まっていき、次第に夫婦の溝が深まっていきます。

俊明も浮気をし、佳世は英会話教室を通して子供と一緒にいる時間が増えていきます。

石崎家の子供にまで、遊ぼうよ・・・と脅迫じみていることをする始末。

子供に付ける予定だった「やすくん」という名前を連呼しながら、そら君にちょっかいをかけ始めるのでした。

浮田、妹尾あいり、柿沼遼のお話。

友人から預かったあいりをここまで育てた浮田。

あいりと結婚したいと言っている柿沼遼が成り行きで付いてきて3人暮らし。

ある日、あいりはとんでもなく怒っています。

遼は何が原因であいりを怒らせてしまったのか、わかりません。

浮田は遼と一緒に原因を探し始めます。

行きついた結論は、夜景の見える場所でプロポーズをするというものでした。

何とか怒りの収まったあいり。

結婚する時は、浮田にヴァージンロードを歩いて欲しいとお願いします。

「それは父親がするもんだろ」と浮田は返しますが、あいりは「父親みたいなもんでしょ」と心温まるお話でした。

物語ラストに、あいりは遼に結婚する時に「ある条件」をします。

それは”あいりの本当の父親を探し出し殺すこと”でした。

袴田吉彦にそっくりな久住。

ある日、部屋に女性が怒鳴り込んできます。

「あんなことしたんだから、責任とって」と泣き叫びます。

そして「袴田ぁ！！！」とぶち切れます。

すかさず「私は袴田吉彦ではありません！！！！」と返す久住。

何を言っても信じない女性。

こんなことが日常茶飯事な久住は、袴田吉彦のせいで人生を台無しにされます。

それは2年前。大切な恋人がいた久住ですが、袴田が浮気をしてニュースが流れたせいで「顔が似ているから信用できない」とフラれます。

話は戻って女性の話す内容に違和感を感じた久住。

袴田のせいでアパホテルの知識に強くなっていた久住は、女性が浮気性の人間にたかるだけの人間だと論破します。

藤井に相談したりしますが、精神は落ち着きません。何かの手違いで住所まで割れてしまった久住はお経を読んで心を静めます。

しかし、エレベーターに近い部屋の久住は、エレベーターの到着するアナウンスの音がうるさくて集中できません。

そこで久住はエレベーターを改造しようとします。

そう、実は久住はエレベーターの仕事一筋でやってきた、技術者だったんです。

この作業をしている時だけ、心の平穏を取り戻せる久住でした。

堅実な夫と、子供二人の家族で住んでいる石崎家。

石崎洋子は、大学生の頃から綿密な人生計画たてていました。

夫の健二は地方公務員の堅実な仕事をこなしていました。

全ては予定通り、計画通りの幸せ計画。

しかしある時突然、夫の健二が仕事を辞めて「縄文食堂を開きたい」と言い出します。

「縄文時代の食事を再現し、魚を取り、どんぐりをすり潰すところから始めて・・・」と楽しそうにしながら話します。

洋子は思います。都会の仕事暮らしに疲れた男が言い出す、よくある「無謀で無計画な男のロマンを押し付けられるやつ」だと。

なんとしてでも、縄文食堂の妄想を辞めさせなければ・・・思い描いていた理想の人生がぶっ壊れる。

洋子はそこから色んな手を使い、夫の妄想を壊そうと努力します。

どうにか夫を正気に戻させた洋子は一安心しますが、次は子供たちが「Youtuberになりたい」と言い出します。

しかし洋子は未来計画を話します。

洋子はすでに子供たちの未来計画を全て作っていて、それに沿って子供たちを育てようとしていましたとさ。

301号室に住む、小野幹葉。

今は空き室ですが、かつて303号室に住んでいた舞島亜矢子の視点から語られる物語。

そして同時に、その彼氏である佐伯良樹さんの視点からも語られます。

しょっぱなから、佐伯をターゲットにしている幹葉。

亜矢子がいるにもかかわらず、ぐいぐいアプローチを掛けていきます。

次第に、あまりにも馴れ馴れしい行動が増え、ドン引きしていく亜矢子。

ある日、韓国でよく食べられているという「カイコのさなぎの醤油煮」を幹葉からプレゼントされます。

遠慮すると、「そういう命の良いとこどりをする考えはとても人間らしいので良いと思いますよ」と理解不能な言葉を返される。

良樹との距離を縮めていることもアピールしてくる始末。

ある日、幹葉は良樹と夕食を食べる。

良樹にオーガニック食品を食べさせ、自分はご飯にポテチをまぶしてマヨネーズをぶっかけて食べている様子があった。

そして別の日、幹葉は良樹に亜矢子の悪口を吹き込む。これがきっかけで亜矢子と良樹は喧嘩。

後日3人で話をするが、幹葉の頭おかしいモードにより関係は破局。

結局、良樹も自分が幹葉のおもちゃだったことに気づき離れます。

幹葉の恐ろしい人間性があらわとなるお話でした。

本当に気持ち悪い話です。

1シーズン目にのラストは榎本家にいた息子、総一の話。

鍵に掛けられた部屋に食事を運ぶ早苗。そこには総一の姿があった。

早苗曰く「ごくごく普通の一般家庭」・・・・いやどこがだよ。

学校のいじめの心配から、大きい段ボールに総一を入れて引っ越してきた榎本夫婦。

なかば監禁状態で生活することになり、用があった時にベルを鳴らして呼ぶようになった。

正志は半分懐疑的な様子。「なぁ、これで・・・良かったんだよなぁ」とつぶやく。

ある日、総一が倒れてしまう。病院に運びたいが住人に見られたら困る。葛藤の仲、110番通報をやめ総一をダンボールに入れて病院へと運んだ。

その際、当時303号室に住んでいた舞島とすれ違う。実は舞島とは、引っ越してきて総一を段ボールで運んでいる最中も目撃されていた。

その夜、正志に相談するが具体的な方法は見いだせずにいたが、あわよくば殺すかも知れない空気が漂っていた。

しかし不幸中の幸い、舞島は引っ越すことになり悩みは解消された。

物語ラスト、早苗は謎の茶封筒が投函されているのを発見する。中身を確認するとひどく取り乱していた。

（これは十中八九、管理人からの脅迫状である）

これによって、殺人ゲームに率先して参加することになり、山際祐太郎を殺害することになった。

山際の首はクーラーボックスに入れて総一の部屋に隠す。

クーラーボックスを空けた総一は「ふ～ん」と言い笑みを浮かべた。

シンイー、イクバル、クオンの3人暮らしの家。元々はシステムエンジニアのイクバルの誘いで3人で住むようになった。

しかし、3人暮らしというのは「世を忍ぶ仮の姿」で、実は不法滞在者をかくまっているのである。

可哀相だからと、イクバルは不法滞在者を見つけて困っていれば部屋に連れてきている状態。ちなみにクオンもビザが切れているので、不法滞在者。

イクバルは「日本人は外国人の顔がわからないから」と不法滞在者の名前を全てイクバルに統一。そのため本物のイクバルはシンイーから「オリジナルのイクバル」と呼ばれていた。

不法滞在者は、イクバルに甘えて働いていない現状にシンイーは激怒。シンイーとクオンは二人になりたいが中々二人になる機会がないからです。

心を入れ替えた不法滞在者たちは「仕事を見つけた」と部屋を出ていく。その際、シンイーとクオンは不法滞在者から先祖代々伝わる家宝なるものをもらう。

出て行ってから何日後かに、イクバルが貰った家宝で作った祭壇が決壊する。そして不法滞在者たちはやっぱりだめだったと帰ってくる。

また部屋に入れてくれたシンイーに対して絶対的な忠誠を誓う不法滞在者たち。

この借りは命に代えてでも、絶対にお返しすると告げる。

これが後の袴田殺しや、手塚翔太拉致などに繋がってくる。

取材形式で始まる木下あかねのお話です。

「ヒューマンエキスパート」という番組で一人のクリエイターを追うって感じですね。

アナザースカイみたいな雰囲気です笑

フリーライターの木下あかねは、今は長編ノンフィクション小説を書きあげること。これが当面の目標である。

木下は書き上げ出版社に持ち込んだが、一社を覗いて全て門前払いだった。

編集者から「アイドルのおっぱい取れた～？」と言われるが、ブレずにノンフィクションにこだわる木下。

記事を選ばず書けるからこそ「フリーライター」。編集者ごとにケータイを使い分けれている姿がプロっぽい。

神棚には「山崎育三郎」の写真があり、拝む姿が度々みられる。信念が強い木下は、自分の中で納得がいかない仕事は受けないスタンスだった。どいつもこいつもおっぱいおっぱい・・・その言葉だけを連呼してストレスがたまる一方。

そしてそんなストレスのたまった時、木下は山崎育三郎のコンサート会場で採取した空気を入れた袋を吸うのである。

結構やばい人である。

そう「編集者ごと分ける為」に大量に持っていると思われていたケータイは、実は山崎育三郎の舞台チケットをより取りやすくするためだったのだ。

物語終盤。

長編ノンフィクション小説を売り込んでOKがでた出版社から連絡が来る。結果的には「読者がノンフィクションに求める衝撃が足りない」とはじかれる。

これに対して木下は激怒。「そんな都合よく人殺しなんておきねーよっ！！！」とぶちまける。

その夜、だら～と暗い部屋で「人が死ぬ・・・」とつぶやきながらパソコンをうつ。そんなことをしていると「都内マンション連続殺人事件」と無意識に打っていた。

これは殺人ゲームと何か関係があるのか。

この回は黒島さんの可愛いシーンが多い回。

黒島沙和20歳、大学生。

黒島はついに彼氏を作る数式を完成させたらしい。

ということで、黒島の部屋に彼氏候補のチャラい大学生「波止陽樹」が訪れて自己紹介をするところから始まります。

そして黒島は、自身が作った数学の数式に当てはめるように、試行錯誤を重ねる。

「女性的仕草を強調する仕草」

「幼児性をアピールするような潤目」

しかし上手くいきません。波止を返し、再び数式の作成に取り掛かった。

そして再び彼氏候補を言えに招き、家に招待する。数式を試すようにリベンジするもまたもや失敗。

友人に相談しつつ3回目のリベンジ。ここでとうとう彼氏を作ることに成功！

成功したことを友人に報告するため電話をする。

友人に「今度3人でごはんしようよ～」と言われたが「それは無理」と黒島に言われます。

付き合ったからには誰とも会うな、と彼氏に言われたらしい。

友人に「そいつおかしいよ！」と言われたが電話を切る。

その後彼氏に強引に「アドレス帳の連絡先、俺以外全部消して？」と迫られる。

腕をつかまれた黒島は腕にアザを作り、電話帳の連絡先を全て消した。

この回で「あなたの番です」序盤に黒島が包帯を巻いていた姿という伏線が回収されます。

重要な回ですね。

江藤は大学を卒業後、就職せずアプリ開発の会社を立ち上げます。

「make the world better place(世界をより良い場所にする)」

をスローガンにアプリ開発に取り組む。

立ち上げ時は、友人と一緒に始めたアプリ開発。

素晴らしい案が浮かんで早速アプリを制作。それもバイブスをアゲるアプリ。

実際に使った感想を得るため、テスターとフィードバックの相手として赤池幸子を選んだ。

最初は喜んでもらったアプリだが、後日赤池家を訪れてみると全く興味が無くなっている様子の赤池幸子。

赤池美里にも「江藤さんが帰った後、あのアプリ全くやっていないですよ」と言われショックを受ける。

落ち込みながらもなんとかトライする。そしてある日、幸子が別のゲームをしていた。それはクリックする度に課金する詐欺まがいのアプリ。

このアプリ、実は一緒に会社を立ち上げた友人が制作したアプリだった。友人は江藤の「理想ばかり追いかけて現実を見ていない」ところにブチギレる。

こうして友人とは喧嘩別れすることになり、赤池美里にも嫌な顔で見られることになる。

そして「あなたみたいな人がいるから日本がダメになるんですよねぇ～」と皮肉を言われる。

江藤は「友人が僕のヴィジョンについてこれなかったんだ」と思い一人で続ける。

世界をよりよくするために、夢を追い続ける江藤。

「世界をよりよくする、そのためなら・・・僕はどんなことだってやる！！」と叫ぶ。

この一言が怪しい雰囲気を出していますね。

これが本当に殺人ゲームと絡んでいるのか、ただのミスリードかどちらなんでしょうか。

二階堂忍の苦手なもの。

人の匂い。そして「手料理」。

二階堂が開発中のお料理サポートAI。

二階堂が「疲れた時にオススメの料理は？」と質問すると「ビタミンB1が豊富に含まれているので豚肉を使った料理がオススメです」とAIが答えます。そして豚の生姜焼きの料理を紹介してくれます。

基本的には、料理名をAIに向かって言うと、使う素材などを答えてくれるAIになっているとか。

そんなある日、二階堂忍の一番苦手な出来事が発生。

一番苦手なものとは「母親」だった。

母親が引っ越してきた二階堂の部屋に遊びに来ます。

タッパに入れた料理を持ってくる母親。二階堂の「手料理が苦手」というのも、この母さんの影響があるんですね。

黒島ちゃんが残したソファーの匂いを嗅ぎつける母親。このあたりも母親譲りなんですね。

ラスト、手嶋翔太が手料理を持ってきたところ、母親が楽しそうに玄関先で翔太と話し込みます。なんだか意気投合しそう。

そしてその夜。AIが突然話し出します。

「最後に特別に私が導き出した、二階堂の未来をお伝えします」

「二階堂は・・あと少しで・・・死・・・・」

ここで終了。

これはただのミスリードで終わるのか、はたまた誰かに殺されるのか・・・。

妹尾、柿沼、シンイーの3人がインタビューに答える形で始まる。

「西村の印象について」それぞれが語る。

柿沼「かわいい」、妹尾「気味悪い」、シンイー「毀誉褒貶（きよほうへん）」と違う印象を持っていた。

妹尾は西村の元で働く際の面接の時、家の窓にハトがぶつかっていた。西村は店を出しては潰しを繰り返しているのにも関わらず、何もビビっていない姿に気味が悪いと言っていた。

それに対し、柿沼は妹尾の面接の後だった。彼はとてもビビっていたという。彼は麻雀アプリで人生で一度出るか出ないかの幻の手「九蓮宝燈」を出してしまい、泣きながらビビっていたという。

シンイーは今の話を聞いたうえで、やはり毀誉褒貶だと発言する。良いも悪いも合わさったカオスな人だと。

妹尾、柿沼、シンイー、西村の4人が西村の部屋で話している時、謎の男がメッツァルーナという包丁を持って乱入。

彼は西村プロデュースで「タピオカ入りセンブリ茶」の店をやっていた。彼はイタリアンの店をやりたかったんだ！と切れていた。

事態を収めようと、西村は彼に「退職金払うから」と手持ちの数万を置く。それに対し「この人は人の気持ちなんで少しもわかっていないんだよ！」と西村に罵声を浴びせ、一家心中してやる！と叫ぶ。

西村は「一家心中なんでやめろぉ！！だったらここで俺を殺せ！料理人の命を私に使うくらいなら、ここでキッチンに立って、俺を満足させる料理を作って見せろよ・・」と説き伏せる。

西村「腕は立つんだよ、彼は・・・・・名前何だっけ」

ここでインタビューの場面に映る。「社長は感情の起伏が激しいが良い奴なんだよな」と柿沼たちは意見が揃う。

「本当に良い人なんでしょうか」と男の声がする。声の主は新住人の南だった。インタビューをしていたのは南だったのだ。

彼は笑いながら部屋に戻った。