電脳管理人
でんのすけ
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でんのすけ
ってことで今回はアニメ「ケムリクサ」について。
なんだか独特なアニメだなぁコレ・・なんて思いながら見てみたんですが、なんだよこれ・・・。
予想を大きく上回って面白い。
実はこの作品ちまたで結構話題の作品らしくて・・私は先入観無し、前情報なしでなんとなく観た人間ですがドハマりしました。こういう作品めっさ好き。
という事で「ケムリクサ」について観るか悩んでいる、そこのあなた。
ネタバレなしで、ケムリクサがどんなアニメなのか紹介しますので、観るか観ないかはこれを読んでから是非決めて欲しいです。
2分で読める内容にしているので、パパっとご紹介します。
この記事でわかること☆
- ケムリクサとは何なんか
- ケムリクサの評価について
- とっても簡単なあらすじ
- どんなところが面白いのか
- ケムリクサはこんな人におすすめ!
- 何で観るのが良い?
目次
ケムリクサとは
2019年1月にテレビアニメとして全12話放送されたんですが、実は元々2010年にニコニコ動画にて配信された自主制作アニメーションです。
最初に配信された自主制作アニメに関してはyoutubeで無料配信されているので興味のある人は見て頂ければ雰囲気がつかめるかと思います。
観た印象としては、結構独特なCGアニメーションですが、可愛くて比較的見やすい部類のCGで私は違和感なく楽しめました。
ケムリクサの世間評価と一般評価
ケムリクサは結構好き嫌い分かれる作品ではありますが、評価の高い作品です。
このケムリクサの監督は「けものフレンズ」で一躍有名になった、たつきさん。
コアなファンが多い事もあって、今回の「ケムリクサ」も、けものフレンズのたつきさんの作品だから観る!という人がかなり多い印象。
たつきさんの作品だから面白く見れている人がいるのは正直あると思います。勿論好きな監督の作品は好意を持ってみてしまうものなので、仕方ないことです。面白いという評価はたつき作品だから面白いというニュアンスが含まれているかなと思います。
そして私はそんな前情報は何も知らないニワカモノとしてケムリクサを見た部類の人間です(ファンの人ごめんなさい)
それでも非常に面白い作品だなと感じました。少なくとも私にはクリティカルヒットでした。たつきさんって人が評価されているのも納得。
何が面白いかって部分は下記でお話させて頂きますね。
先にどんな話か分からない人がいると思うので要約したあらすじを説明します。
ケムリクサの簡単あらすじ
荒廃した世界。
人の姿はなく、いるのは「赤虫」と言われる謎の生物。
そんな世界で水を探しながら生きるりん・りつ・りなたち姉妹。
ある日、水を発見した姉妹たちは記憶喪失の青年”わかば”と出会う。
自分たち以外の人を見るのが初めての姉妹は、わかばがムシではないかと疑うがどうも違う・・・。
不安に思いながらも姉妹たちは”わかば”を連れてみず探しの旅に出る。
ケムリクサの独特な世界観
この作品の面白さは間違いなくこの「独特な世界観」があります。
荒廃した世界、いわゆるディストピアというやつですね。
出てくる登場人物が主人公たち姉妹とわかばという青年のみで、あとはアカムシと言われる奇妙な機械がちらほら出てくる程度。
ムシと言っても、昆虫っぽい機械なんですよね。そして姉妹たちは島と言われる場所にいて、とにかく水を探して生きています。島には稀にケムリクサといわれる「葉っぱの形をした光る何か」が生えていて、それがアカムシを倒す力になったりします。
こんな世界について何も説明なく始まります。
だから、序盤は何の話をしているのかさっぱりわからないです。視聴者置いてきぼりもいいとこです笑
しかしこの何も説明してくれない世界観こそ、後半での伏線回収に大きく貢献している部分であり、この物語を大いに楽しくしてくれる大切な要素になっています。
この距離感ってとても難しくて、映画やドラマもそうなのですが難しい世界観というのは説明しすぎても設定が見えすぎて萎えるし、説明しなさすぎても理解不能になり観るのを辞めてしまう危ない要素だと思うんですよね。
厳密にいうとこの世界観が難しい訳ではなくて、説明がないだけ。ですので意外と出てくる用語などはわかりやすくしてくれている親切な作品だったりします。
説明しないで進んで視聴者が少しづつ理解していくことができれば、この世界観にどっぷり浸かることが出来ます。
ケムリクサはこんな人におすすめ
上で説明した難しい世界観。
例えば弐瓶勉さんの「BLAME!」なんかは近未来SFでありながら荒廃した世界を描いていてケムリクサと少し似ています。こちらの方がケムリクサよりも難解ですので、BLAME!が好きな人には作風は全然違いますがオススメできる作品だと感じます。
他にもこのような独特で難しい世界観な上に説明が何もない作品が好きな人にオススメです。こういう作品って、後半になる程世界観がわかってきて、「なんて綿密な世界観なんだ!」と驚くんですよね。そしてこの世界観にガッツリハマってしまいます。
ケムリクサはこの感覚が非常に大きいです。
ちなみに弐瓶勉作品はこんな感じ。
二瓶勉さんの主な作品
- シドニアの騎士
- BLAME!
- バイオメガ
- 人形の国
あとはCG作品が好きな人にもおすすめ。それこそシドニアの騎士などはポリゴン・ピクチュアズが制作した日本が誇るCGアニメですが、またそれとは異なる可愛いタッチのCGがケムリクサの面白いところ。
これ怒られるかも知れませんがプレーステーション時代のポリゴンっぽさを少し感じるんですよね笑
「亜人」や「空挺ドラゴンズ」などここ最近はCG作品で面白い作品も非常に多いので抵抗なく見てくれればうれしいですね。
荒廃した世界観で言えば「少女終末旅行」や「テクノライズ」「7SEEDS」などが好きな人にも是非観て欲しい作品。
そして一番近いアニメは独特でダークな世界観、背景など含め「灰羽連盟」が非常に似ています。
気になる人はHuluで配信されているので、公式サイトで見てみて下さい。
ケムリクサのここが面白い!
全12話全て視聴したうえで、どこが面白かったと言われると後半の追い上げは外せません。
尻上がりに面白くなる物語
序盤 ⇒「んー全然わからん」
中盤 ⇒「なんとなくわかってきたぞ!」
終盤 ⇒「うぉぉぉぉ!!!!」
こんな感じです笑
ラストに向けて今までの伏線をバンバン回収していき、わからなかった部分が埋まっていく感覚はもう物語に夢中になります。
この部分があるからこそラストを迎えた時、めちゃめちゃ感動するんです。
意外とわかりやすい設定
冒頭で話した通り、ケムリクサは説明がないだけで難しい世界観ではありません。
例えば物語の核となっている「ケムリクサ」ですが、このケムリクサに難しい名前が付いているとおそらく序盤で見放す人がもっと多かったんじゃないかと思います。
それぞれに色がついているので、ただ単に「黄色のケムリクサ」とか「みどりのケムリクサ」など誰でも見てわかる名前で呼ばれています。実際に右も左もわからない世界にぽつんと置かれた時、自分だったらこんな感じでわかりやすい名前つけるよなぁーなんて逆にリアリティが生まれて親近感沸いたりしちゃいます。
キャラが可愛すぎる
正直最初観た時に、少し違和感のあるCGだなぁとは思ったのですが、観ているうちにそれは馴れます。それどころかCGなのにも関わらずめちゃめちゃ可愛らしいキャラデザインだなぁと思いました。
特に物語のキーキャラである「りん」はとても強いけど頭が固い。ぶっきらぼうだけど可愛らしい表情や素振りをたまーに見せてくれます。
ただの萌え絵とはちょっと違う、CGならではの立体感。
ラストに向かうにつれてりんを好きになっていくこと間違いなしです。
ケムリクサのおすすめ配信先
ケムリクサは2020年5月時点でAmazonプライムビデオにて無料配信されています。
登録料こそ掛かりますが、たったの月額500円。
意外とアニメ配信に面白い作品が多くて、ケムリクサなんかはどこよりも先に先行配信という形を取って配信されていましたね。
一回ご飯を我慢するだけで面白いアニメが見放題なので、この機会に是非ケムリクサを観て欲しいです。
ちなみに無料期間が1か月ほどあるので、その間に見れば本当に無料で観れます。
ケムリクサは独特な世界観が面白いSFアニメまとめ
少しでもケムリクサの世界観に興味を持ってくれていたら嬉しいです。
こうゆうダークな内容のお話って惹かれますよね。
ミステリー要素も多く、最後の衝撃と道中の謎解き感もたまりませんね。
久しぶりにこんなに面白いアニメに出会ったので結構衝撃でした・・・。
是非、Amazonプライムビデオで見て下さいね。
それではありがとうございました。
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