『そして誰もいなくなった』おすすめのオマージュ・似てる作品まとめ

アガサ・クリスティの名作

『そして誰もいなくなった』

この作品に影響を受けている作家さんは非常に多いのではないでしょうか。

『そして誰もいなくなった』影響を受けている作品や、オマージュ作品というのは多く存在します。

童話を題材にした見立て殺人。

絶海の孤島が舞台のクローズドサークル。

そして1体ずつ消えていく人形・・・・

シチュエーションとして最高ですよね。

『そして誰もいなくなった』が下書き、プロットとなっている作品は多いですが

そんな中でも特におすすめの作品をご紹介したいと思います。

ちなみに管理人は、下記で紹介する小説は全て読んでおり、自信をもってオススメできる本になっています。

 

気になるものがあれば、是非手に取って読んでみてください。

中にはオーディブルで聴くことができる作品もあります。

本を読む時間がない人は通勤通学などで、耳から小説を聞くのがオススメです。

無料期間もあるので、是非活用してみて下さい。

そして誰もいなくなった

そして誰もいなくなった

アガサ・クリスティ

1939年

 

読みやすさ:★★★★★

トリック :★★★★★

オススメ度:★★★★★

『そして誰もいなくなった』は1939年に刊行されたアガサ・クリスティの推理ミステリー小説。

クリスティの代表作であると共に、ミステリー好きなら必ず読んでおきたい一冊です。

なぜならこの作品のテーマ・作風設定・・・いわばプロット非常に素晴らしいからです。

いまや定番となったクローズドサークルも、この作品が広めたと言っても過言ではありません。

そして誰もいなくなったには以下の二つが盛り込まれています。

  • クローズド・サークル
  • 見立て殺人

絶海の孤島という閉ざされた世界。いわばクローズド・サークル

そして童話になぞらえて殺人が行われていく見立て殺人

どちらも今では定番の設定ですが、童話になぞられて孤島で次々と殺人が行われていくというストーリーは、ミステリー好きにはゾクゾクせざるを得ない設定ですよね。

朗読でも本作を読むことができる!

amazonでは、耳で小説を聞く「audible」というサービスで「そして誰もいなくなった」の朗読を聞くことができます。

本では字が小さくて読むのが億劫な人や、

耳なら時間があって聞くことができる!という人は、

是非audible(オーディブル)で「そして誰もいなくなった」を聞いてみて下さい!

私はオーディブルで同じアガサクリスティの「ナイルに死す」を聞きましたが、予想以上に朗読が素晴らしく、世界観に没頭してしまいました。

月に4~5作程、耳で小説を聞くほど朗読にハマっています。

audibleを見てみる

今回選んだ作品について

さて、今回は

『そして誰もいなくなった』

関連・オマージュ・似ている作品を選びました。

  1. 十角館の殺人(綾辻行人)
  2. ジェリーフィッシュは凍らない(市川憂人)
  3. 殺しの双曲線(西村京太郎)
  4. そして誰もいなくなる(今邑彩)
  5. そして二人だけになった(森博嗣)
  6. そして5人がいなくなる(はやみねかおる)
  7. 獄門島(横溝正史)
  8. こうして誰もいなくなった(有栖川有栖)
  9. そして誰も死ななかった(白井智之)
  10. 夏と冬の奏鳴曲(ソナタ)

特別:硝子の塔の殺人(知念実希人)

どうしても最初に言っておかなくてはいけないのは、

オマージュというのはパクリとは全く違うという点です。

尊敬する作品に影響を受けて創作したもの

オマージュと言われるものです。

「クローズドサークルという状況下で見立て殺人が行われる」

という基本的なプロットを下敷きに描いている作品もあれば、

「タイトルを似せる」

「そして誰もいなくなったという作品に似せる」

などオマージュ方法は様々です。

歴史的名作に挑戦する意味で、作品を仕上げている作家さんは多いはずです。

以下ご紹介する作品は、全て本家に負けず劣らずの傑作ばかり。

是非、全て手に取って実際に読んで頂きたい作品になっています。

①十角館の殺人

十角館の殺人

1987年

綾辻行人

 

読みやすさ:★★★★★

トリック :★★★★★

オススメ度:★★★★★

一言紹介

新本格ブームを巻き起こした最高作

ミステリー好きなら読んでいない人はいないというくらい有名な作品。

まだ未読だよ!

という人が羨ましいです、私は記憶を消してまた読みたい。

予備知識なしで一気に読みましょう。

新本格を読み慣れていない人にとっては、

最高の入り口となる作品です。

鮎川哲也さんをはじめ、偉大なる人たちが築き上げてきた新本格時代の幕開けとなった金字塔的作品です。

「そして誰もいなくなった」というプロットを敷きながらも、ラストの展開に驚愕します。

【かんたんなあらすじ】

半年前、凄惨な四重殺人の起きた九州の孤島に、大学ミステリ研究会の7人が訪れる。

島に建つ奇妙な建物「十角館」で彼らを待ち受けていた、恐るべき連続殺人の罠。

生き残るのは誰か?

犯人は誰なのか?

実際に読んだ感想

「叙述トリック」

ミスリード」と言われる作品は多くありますが、この作品の一撃は非常に重たく読者にのしかかってきます。

深い余韻と、新本格への門出があなたを待っています。

まずは読んで欲しい作品であり、最高傑作。

②ジェリーフィッシュは凍らない

ジェリーフィッシュは凍らない

市川憂人

2016年

 

読みやすさ:★★★★☆

トリック :★★★★★

オススメ度:★★★★☆

一言紹介

21世紀版『そして誰もいなくなった』

綾辻行人さんに

そして誰もいなくなったの挑戦でもあり『十角館の殺人』への挑戦でもある、目が離せない才能だ」

と言わせた本格ミステリー。

【かんたんなあらすじ】

特殊技術で開発され、航空機の歴史を変えた小型飛行船『ジェリーフィッシュ』。

その発明者である、ファイファー教授たち技術開発メンバー6人は、新型ジェリーフィッシュの長距離航行性能試験に臨んでいた。

ところがその最中にメンバーの1人が変死。

さらに試験機が雪山に不時着してしまう。

脱出不可能という状況下、次々と犠牲者が出てしまう。

実際に読んだ感想

物語は3つのパートで展開され、いずれもラストに向けて収束していく。

事件を語る<ジェリーフィッシュパート>

事件を追う<地上パート>

謎の人物の描写である<インタールード>

事件当時の話と、事件後に犯人を追う刑事のパートが同時に進んでいくので、この先どうつながっていくのかワクワクが止まらない内容。

刑事のマリアと九条の掛け合いや、終盤の手に汗握るサスペンス感などストーリーに奥行きを出す仕掛けが多く、ただの『そして誰もいなくなった』への挑戦状として終わっていない完成度の高い作品。

第26回鮎川哲也賞を受賞しており、その評価は折り紙付き。

audible版の評価

小説を読まずに朗読で聴くことができるサービスaudibleでも「ジェリーフィッシュは凍らない」を聞くことができます。

ブログ主は実際に購入して聞きましたが、ナレーター・男性・女性で声が分かれている為、非常に聞きやすく作品の世界観を壊すことは全くありませんでしたので、audible版もオススメです。

③殺しの双曲線

殺しの双曲線

西村京太郎

1971年

 

読みやすさ:★★★★☆

トリック :★★★★★

オススメ度:★★★★★

一言紹介

双子トリックの最高峰作品

読者とフェアな勝負をするために、冒頭でメイントリックを明かすという、読者へ挑戦状を叩きつけている小説。

というのも、推理小説には守らなければならないルールがある。

1928年にロナルド・ノックスが推理小説を描く上で10個のルールを述べて書いたのが「ノックスの十戒」であり、その10個目のルールに「双生児を使った替玉トリックは、あらかじめ読者に知らせておかなければ、アンフェアである」という表記がある。

このルールにのっとり、西村京太郎先生は冒頭でトリックを述べてフェアな条件を整えています。

西村京太郎さんと言えばトラベルミステリーが有名ですが、本作のようなクローズドサークルも一級品に仕上げる才能の持ち主です。

ちなみに西村京太郎さんは550冊を超える本を執筆していますが、綾辻行人さんとの対談で本作「殺しの双曲線」を自選ベスト5に選出していますので、おすすめ度は折り紙付きです。

【かんたんなあらすじ】

差出人不詳の、東北の山荘への招待状が、六名の男女に届けられた。

しかし、深い雪に囲まれた山荘は、彼らの到着後、交通も連絡手段も途絶した陸の孤島と化す。

そして、そこで巻き起こる連続殺人

クリスティの「そして誰もいなくなった」に挑戦した、本格ミステリー。

実際に読んだ感想

プロットの下敷きは「そして誰もいなくなった」であり、一人ずつ、被害者が出ていく。冒頭でトリックが明かされているにもかかわらず、ラストの展開には驚かずにはいられません。

2021年の今でも充分楽しんで読むことができる、語り継がれるべき名著。

ミステリーが好きなら必ず読んで欲しいオススメ作品。

④そして誰もいなくなる

そして誰もいなくなる

今邑彩

1993年

 

読みやすさ:★★★★★

トリック :★★★★☆

オススメ度:★★★★☆

Kindleで見る

kindleなし

一言紹介

これぞキレイな本歌取り

非常にきれいな本歌取り(オマージュ・よいしょ・リスペクト)作品。

タイトルを聞いてただのだと思オマージュだと思うかもしれませんが、あなどるなかれ。

かなり面白い作品です。

ほとんどの人が一気読みしてしまうであろう、絶対に気になるストーリー

【かんたんなあらすじ】

名門女子校の式典の最中、演劇部による「そして誰もいなくなった」の舞台上で、服毒死する役の生徒が実際に死亡。

上演は中断されたが、その後も部員たちが芝居の筋書き通りの順序と手段で殺されていく。

次のターゲットは私!?

部長の江島小雪は顧問の向坂典子とともに、姿なき犯人に立ち向かうが・・・・。

実際に読んだ感想

舞台で「そして誰もいなくなった」をやるわけですが、「そして誰もいなくなった」のストーリー通りに本当に殺人が行われていくという物語。

「そして誰もいなくなった」では、童話になぞらえて殺人(見立て殺人)が行われますが、本作は「そして誰もいなくなった」になぞらえて殺人が行われるという、二重の見立て殺人となっています。

序盤から「こんなの気になるに決まっているだろう」という展開が続き、ワクワクが止まりません。しいて言えば、この作品こそ本家の「そして誰もいなくなった」を読んでおいた方が楽しめる作品す。

ラストの展開も楽しみにしてください。

⑤そして二人だけになった

そして二人だけになった

森博嗣

1999年

 

読みやすさ:★★★☆☆

トリック :★★★★☆

オススメ度:★★★★☆

一言紹介

解釈で評価が割れるリドルストーリー

森博嗣さんの作品の中でも、評価が分かりやすく割れている作品。管理人は結構好きな作品です。

リドルストーリーというのは、読者の想像しだいで好きに解釈できる『謎』を残すような作品のこと。映画「インセプション」のラストに登場する「コマは回り続けるか?」という謎の解釈などが分かりやすい例かもしれません。

【かんたんなあらすじ】

とてつもなく大きな橋を支える巨大コンクリートの塊の中に、国家機密とされるシェルタがあった。

現代の最高技術で造られたこの密室に滞在することになった六人が、一人ずつ殺される。

痺れるような緊張感の中、最後に残った二人。

そして世界が反転するー。

謎、恐怖、驚愕。

全てが圧倒的な傑作長編ミステリィ。

実際に読んだ感想

クローズドサークル双子と影武者など興味をそそられる設定が序盤から多く、目が離せません。長編でありながらストーリーに没頭し、あっという間にラストまで読めてしまう作品になっています。

そしてラストの展開で、あなたがどう解釈するか。ただの「そして誰もいなくなった」のオマージュ作品ではない、異質な世界観を是非読んで頂きたいです。

⑥そして五人がいなくなる

そして五人がいなくなる

はやみね かおる

1994年

 

読みやすさ:★★★★★

トリック :★★★★☆

オススメ度:★★★★☆

一言紹介

万人が読める児童書の名作

児童書でありながら、本格的な展開とまとまりの良いストーリー。

漢字にはふりがながふってあり、内容も殺人ではない為、小学校高学年~中学生くらいでも読むことができる素晴らしい推理ミステリーになっています。

【かんたんなあらすじ】

夢水清志郎は名探偵。

表札にも名刺にも、ちゃんとそう書いてある。

だけど、ものわすれの名人で、自分がごはんを食べたかどうかさえわすれちゃう。

おまえけに、ものぐさでマイペース。

こんな名(迷)探偵が、つぎつぎに子どもを消してしまう怪人「伯爵」事件に挑戦すれば、たちまち謎は解決・・・・するわけない。

笑いがいっぱいの謎解きミステリー。

実際に読んだ感想

著者の「はやみねかおる」さんは当時20代で教師をしながらの執筆、本嫌いの子どもたちを夢中にさせるために執筆したという、映画に出てきそうな素晴らしい人です。

「夢水清志郎シリーズ」第1作目となる本作は、古き良き本格推理小説のような雰囲気を持っており、アガサクリスティなどが好きな人は面白く読んで頂ける作品だと思います。

オチとネタ晴らしに関しては素晴らしく、子供にも読ませてあげたくなるようなハッピーエンドになっているので、お子さんにもオススメできる作品。

 

⑦獄門島

獄門島

横溝正史

1971年

 

読みやすさ:★★★☆☆

トリック :★★★★☆

オススメ度:★★★☆☆

一言紹介

見立て殺人の最高峰

言わずと知れた名探偵「金田一耕助」シリーズの2作目の作品。

横溝作品の中でも最高と言われ、日本ミステリーとしても最高峰と言われている作品であるために、ミステリー好きなら是非目を通しておきたいところ。

【かんたんなあらすじ】

獄門島。

江戸300年を通じて流刑の地とされてきたこの島へ金田一耕助が渡ったのは復員船の中で死んだ戦友、鬼頭千万太に遺言を託されたためだった。

『三人の妹たちが殺される・・・・これの代わりに獄門島へ行ってくれ・・・・・』

瀬戸内海に浮かぶ小島で金田一は、美しい三姉妹に会った。

だがその後、遺言通り悪夢のような連続殺人が起き始める。

実際に読んだ感想

江戸川乱歩、ヴァン・ダイン、ディクスン・カーなどの作品から影響を受けながら完成させた本作には隙がありません。

連続殺人と素晴らしいトリック、哀愁漂う人情ドラマ含めて必ず読んでおきたい作品です。

ただ一つ言うならば、古い作品のため表現や言葉使いを含め少し読みづらい作品になっています。

 

⑧こうして誰もいなくなった

こうして誰もいなくなった

有栖川有栖

2019年

 

読みやすさ:★★★★☆

トリック :★★★★☆

オススメ度:★★★★☆

一言紹介

現代プロットで描く「そして誰もいなくなった」

有栖川有栖さんのデビュー30周年作品として出版された作品。

タイトル本には、本作以外にも短編小説がいくつか収録されており「こうして誰もいなくなった」は中編小説となっています。

【かんたんなあらすじ】

伊勢湾に浮かぶ、通称「海賊島」

謎の富豪「デンスケ」によって、ここにバカンスとして招待された10名の男女たち

ブラック企業の社長、その肩を持つ政治家、死亡事故を起こして逃げ切ったモデル・・・

それぞれの隠された悪事が暴かれた夜、ついに殺人事件がおきてしまう・・・。

実際に読んだ感想

下敷きにしっかりと『そして誰もいなくなった』を感じることのできる正統派な作品。

殺人と共に減っていく人形、孤島、クローズドサークル・・・

かなりテンポ良く進んでいくため、読みやすい上に本家にはない面白い要素も入っています。

個人的に有栖川先生の作品はかなり好きなので、是非読んで欲しい作品です。

⑨そして誰も死ななかった

そして誰も死ななかった

白井智之

2019年

 

読みやすさ:★★★★☆

トリック :★★★★☆

オススメ度:★★★☆☆

一言紹介

想像の斜め上を行く異質のオマージュ

タイトルもプロットもしっかり「そして誰もいなくなった」を下敷きにしている作品・・・・のように見えるが、かなり異質なミステリー。

タイトルの意味も含め、色々な意味で予想の斜め上な展開を見せます。

【かんたんなあらすじ】

覆面作家から、絶海の孤島に建つ館に招待された5人の小説家たち。

館に主の姿はなく、あるのは不気味な泥人形だった。

不穏な空気の中、浮き彫りになっていく小説家たちの共通点。

それは9年前に起きた少女の不可解な死だった。

やがて作家たちは、次々と奇怪な死を遂げることになるが・・・

誰もいなくなった時、物語は始まりをつげる。

実際に読んだ感想

絶海の孤島、不気味な人形、次々と起きる殺人事件。

オマージュとして王道な下敷きなんですが、正直ぶっ飛んでます笑

これは白井氏独特なものなのかもしれませんが、キャラの立て方表現が若い作家ならではというか、読んでいて普通に笑ってしまう面白さ(ギャグセンス)を持っているので、読み続けるのに退屈せず、楽しく読み進めることができます。

序盤からかなり引き込まれる展開で、先が気になりワクワクとドキドキが止まりませんが、終盤の展開が少し尻つぼみと感じてしまう人もいるかもしれません。

途中から「あ、え!?これのジャンルなんだっけ?笑」となる可能性がありますが、それもこの作者ならではの展開として楽しみましょう!笑

⑩夏と冬の奏鳴曲(ソナタ)

夏と冬の奏鳴曲(ソナタ)

麻耶 雄嵩

1993年

 

読みやすさ:★★★☆☆

トリック :★★★☆☆

オススメ度:★★★☆☆

一言紹介

孤島で繰り広げられる、超問題作

プロットが近いので今回選ぶことにしました。

700ページにも及ぶ長編でありながら、色々な意味で問題が多すぎる作品。

【かんたんなあらすじ】

20年前に死んだ少女「和音」をしのんで絶海の孤島に集まった男女たち。

いまだに少女の影を落とすその島で、雪が降り積もった夏の朝、首なし死体が発見される。

足跡のない雪の密室を皮切りに奇妙とも奇跡ともとれる出来事が起きはじめ・・・

全てが崩れていく。

実際に読んだ感想

沢山の議論がぶつけられてきた本小説は、かなり賛否の分かれる内容となっています。

ピカソやブラックといった画家が行った前衛美術運動である「キュビズム理論」を主軸として、絶海の孤島の中で一人ずつ殺人が行われていく物語となっていますが、奇跡的な出来事トリックラストの展開全て含めて色々とぶっ飛んでる作品です。

綿密に考えられている内容だとは思いますが、この小説は読み終わった後に100%納得できる人なんていないのではないかと疑問に思ってしまう、そんな内容です。

読み終わった後の考察を考えて、解説を読んでやっと理解が追いつく・・・・といった感想を持ちます。

 

特別枠:硝子の塔の殺人

硝子の塔の殺人

2021年

 

 

読みやすさ:★★★★☆

トリック :★★★★★

オススメ度:★★★★★

一言紹介

新本格推理の系譜ここにあり!

2021年も素晴らしいミステリー作品が豊富でしたが、中でもこの作品はミステリー、特に本格推理が好きな人は必読の一冊。

実業之日本社創業125年 記念作品。

歴代の推理作家やミステリー作品への敬意を示しつつ、新本格推理を新たなステージへと引き上げたと言っても過言ではない程の完成度

全てのミステリー好きに読んでもらいたい作品。

【かんたんなあらすじ】

雪深き森で、燦然と輝く、硝子の塔。
地上11階、地下1階、唯一無二の美しく巨大な尖塔だ。
ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、
刑事霊能力者小説家料理人など、
一癖も二癖もあるゲストたちが招かれた。
この館で次々と惨劇が起こる。
館の主人が毒殺され、
ダイニングでは火事が起き血塗れの遺体が。
さらに、血文字で記された十三年前の事件……。
謎を追うのは名探偵・碧月夜と医師・一条遊馬。
散りばめられた伏線、読者への挑戦状、
圧倒的リーダビリティ、そして、驚愕のラスト

実際に読んだ感想

ミステリー愛好家が最高に楽しく読める一冊であることは間違いないですが、知識のない人でも安心して読めます。

本作品の中でミステリーオタクが出てくるので、

新本格推理がどのような経緯で現在に至るのか?

綾辻氏から火がついた新本格ムーブメントとは何なのか?

という経緯などもしっかり説明してくれます。

そのため、綾辻行人、島田荘司、鮎川哲也、エドガー・アラン・ポーなど、有名な作家さんの話も出てきます。

とにかく二転三転する読めない展開で、読む手が止まらず、読了時の感慨深い気持ちは「素晴らしい!」の一言しかありません。

audible版の評価

小説を読まずに朗読で聴くことができるサービスaudibleでも「硝子の塔の殺人」を聞くことができます。

ブログ主は小説よりも先にオーディブルで購入して聞きましたが、最高に面白かったです。

朗読は朗読で、感情キャラクターの印象が分かりやすくなる部分もあるので、小説とは違った楽しみ方ができるためオススメです。

audibleできいてみる

 

『そして誰もいなくなった』関連・オマージュ・似ている作品まとめ

いかがだったでしょうか?

今回ご紹介した中でも、個人的にかなりおすすめしたい作品は以下。

【十角館の殺人】

→まだこの作品を読んでいない人はまず読むことをおすすめ!

 

【ジェリーフィッシュは凍らない】

→本格推理が好き・秀逸なトリックが好きな人におすすめ!

 

【殺しの双曲線】

→とにかく面白いミステリーが読みたい人におすすめ!

 

【そして二人だけになった】

→読んだ後に謎が残る作品が好きな人におすすめ!

 

【硝子の塔の殺人】

→ミステリー、新本格が好きな人はおすすめ!

世の中には、たくさんの本があるので、面白そうと感じた本は、是非手に取ってバンバン読んでいきましょう!

ここまで読んで頂き、ありがとうございました。

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