映画『ファイトクラブ』が最高と言われる理由《紹介と評価》

1999年に公開されたアメリカ映画『ファイトクラブ』

今さらこの『ファイトクラブ』についてお話したいと思います。

まず、まだこの映画を観ていない人へ。

このまま記事を途中まで読んでください、そして気になったらぜひ観て下さい。

もうこの映画を観た人へ。

「超面白い!!」

もしくは

「何が面白いんだ?」

おそらくこのどっちかですよね。

  • ファイトクラブを観たいと思っている人
  • 観たことあるけど意味不明な人

全ての人が読んで楽しめるような内容で書いてるつもりです。

サスペンス、ミステリー映画オタクの私が簡潔にファイトクラブについてご説明します。

映画史に残る名作、そして何故最高と言われているのか

結論から言うと、映画好きなら色んな意味で必ず観たほうが良い映画ってことは間違いないです。

面白い、面白くないは別にして非常に特殊な映画だからです。

 

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この記事でわかること★

  • ファイトクラブはみるべきか
  • 最高と言われている理由
  • 配信先

ファイトクラブをこれからみる人へ!

紹介しておきながらなんですが・・・

これからみる人は「どんな話か?」だけ読んで気になったらすぐに映画を観てみましょう

余計な知識は入れない方が楽しめるからです。

そして観終わってから何だったのかというのを是非共有しましょう。

’僕視点’で語られるストーリー

僕視点の画像

©Twentieth Century Fox Film Corporation.

この物語はを主軸に展開していきます。

僕(エドワード・ノートン)はどこにでもいるサラリーマン。

自動車のリコール調査と査定をするために全米を飛び回っている。

楽しみと言えば、貰った給料で北欧家具を買い集め、ブランド服をそろえる事。

一見、完璧で幸せな暮らしに見えるが実は精神的に落ち着かず不眠症に悩まされていた。

そんな中、突然自宅が爆破されることになる。

集めていた家具や衣類が全てゴミになり途方に暮れることに。

そこで出張中の飛行機で出会った石鹸売りの男(ブラッド・ピット)に連絡を取り助けを求めた。

バーで飲んだ後、彼と殴り合いをしたところ、痛みの中で生きている実感を感じるようになる。

終始目が離せない!「ながら見」禁止の映画

まだ観ていない人是非ここに注目して見て欲しい!という部分。

それは物語全体を通して色んな所に伏線、ヒントが散りばめられていること。

だからこそ「ながら見」は厳禁。よーく注目しながら見て下さいねっ!

観る前に伝えたいことはこれだけです。

『ファイトクラブ』はAmazonプライム会員であれば無料で観ることが出来るので是非。

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ファイトクラブが最高と言われる理由

ここから内容に触れていきます。

まだ観ていない人はまだ見ないでくださいね!

 

 

ファイトクラブは終盤に2つの大きなオチがあります。

  1. タイラー・ダーデンの正体
  2. 崩壊する金融街のビル

普通のサスペンスとして見ていくと、タイラーの正体が僕と同一である事(2重人格)がどんでん返しっぽく写ります。勿論、途中で気づかなかった人はここでの驚きで既に面白いと感じる人も多いかも知れません。

しかしそこだけに注目していると、ラストのビルが崩壊するシーンが意味不明で「ふぁ!?」となりますよね。

この観方だとまぁまぁ面白いと感じる程度で終了じゃないかと。

待ってください。

公式で公言している通り、この映画はサスペンスでありながらエンターテイメントという要素も大いに持ち合わせています。それはそれで面白いと感じるかも知れませんが、ラストシーンの金融街のビル崩壊があるからこそ、この映画が評価されているポイントになっています。

この2段構えのオチがあるからこそ、道中で散りばめてきた伏線が生き、名作とされてきたんじゃないかと思います。

もっと言えば、僕が2重人格だったというどんでん返しラストの金融街ビルの崩壊シーンを見せるための通過点に過ぎないとも言えます。

資本主義社会へのアンチテーゼ

ビル崩壊の画像

©Twentieth Century Fox Film Corporation.

皆さんなら既にお分かりだと思いますが、この映画の一番のポイントは資本主義社会に対しての強い皮肉を表現しているという点です。

主人公は北欧家具ブランド服に囲まれ、幸せな生活を送っているはずなのに、不眠症に悩まされています。それは心のどこかで満たされていない自分がいるからです。

資本主義社会だからこそ生まれたオルター・エゴ(理想の別人格)がタイラー・ダーデンとなります。

広告に踊らされ、ブランド品を身にまとう事がステータスとなった人間社会はまさしく資本主義・消費主義社会の絶頂とも言えます。

そしてその資本主義システムの象徴ともいえるのがクレジットカード会社大手銀行に当たります。その金融ビル群が全壊していく様は、まさしく映画のラストにふさわしい資本主義の崩壊という訳です。

映画を観た人はタイラーを観た時、だいぶ男くさい人間だなぁと思ったと思います。

拳で殴り合って生きることを実感する?

いや古臭いよ、と思いますよね。

しかしこれこそ、物を買って喜びを得る「資本主義社会」とは真逆に位置する存在であることは確かです。

「拳で殴り合うことで生きている実感と喜びを得る」まさしく原点回帰ってやつですよね。

皮肉いっぱいのサブリミナル効果

©Twentieth Century Fox Film Corporation.

1999年に公開された映画ですが、2020年の現代でも充分通用する内容だと感じる点。

それはコマーシャルのサブリミナル効果で購買意欲を掻き立てられ、踊らされるモノありきの時代であるということ。

ファイトクラブはそんな消費社会の象徴であるサブリミナル効果を映画の中で何度も使っているんです。これ以上の皮肉はありませんよね。

映画内でスターバックスコーヒーのカップを何度も移すシーン、誰かが飲んでいるシーンが実は多く見られていたりします。これもサブリミナル(刷り込み)であり、滞在意識の中に存在をぶち込まれています。

2020年の現在でもスタバのカップを持っていることはおしゃれステータスの一つですよね。

ラストのビルが崩壊するシーンなんかは、一瞬男性器の画像が写ります。これは映画序盤でタイラーが夜に映写技師として働いている時「ファミリー映画に一瞬ポルノ画像を映す」という手口と一緒ですよね笑

ファイトクラブは数え切れないほどの伏線とサブリミナルを散りばめている、恐ろしく皮肉めいた作品になっているんですね。

結論:ファイトクラブの評価について

ファイトクラブはこれまでの映画とは違う試みが多く、非常に斬新な映画に仕上がっています。

これが資本主義社会、現代社会へのメッセージと言う意味でシリアスな映画に仕上げていたらここまで有名にはなっていません。

何故ならそんなクソまじめな映画はそもそも大衆が目を向けないし「何言ってんだ」となってしまうからです。

この映画の凄いところは、あくまでドキドキサスペンスという位置取りを守ってストーリーを進めており、二重人格というオチも持って居ながら資本主義社会に対しての強烈なメッセージ性を持っている点にあります。

更にそれをシリアスではなく、エンターテイメントというフィルターを通して映像にすることで視聴者全員に強烈なメッセージを残していること。

「隠されたメッセージ」というものは見つけると逆に注目してしまうのが人の心情。

コミカル過ぎ、皮肉丸出しにしてもメッセージと言うものは薄れてしまうもの。

ファイトクラブは様々な要素を絶妙なバランスで成立させているとんでもない映画。

それを実現したデヴィッド・フィンチャー監督の才能は認めざるを得ない。

セブンに続いて本作「ファイトクラブ」という作品を残したフィンチャーはまさしく天才である!

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