エマ・ワトソン主演の映画「ザ・サークル」についての記事になります。
ジャンルは近未来スリラーってところですね。
近い未来、ありそうで・・・・ないか。
SNSが主導権を握り、ザ・サークルという世界一の企業が存在する世界でのお話です。
そんな「ザ・サークル」について基本的なことを紹介しつつ
- ザ・サークルとは?
- あらすじ
- ネタバレ感想
- 評価とまとめ
この映画は一体何が言いたいのか?ってところをネタバレ感想でお伝えします。
ほんと、正直書くとなんとも言えない映画です。
目次
ザ・サークルとは?
2017年に公開されたアメリカ映画。
主演はエマ・ワトソン。そしてトム・ハンクスと豪華キャストになっています。
公式には「スリラー映画」って書いていますが、近未来SFでありながらドラマ性の強い作品になっているので「SFヒューマンドラマ」って方がしっくりきます。
ザ・サークルとは世界一のIT企業で、世界で10億人以上が使っているSNSを運営しています。
facebookやtwitterよりも更に規模がでかいイメージですね。
こんなSNSが存在したらどーなっちゃうのさ?ってことを映画にしています。
ザ・サークルのあらすじ
主人公メイ(エマワトソン)は友人のアニーの紹介で世界一のIT企業「ザ・サークル」に就職した。ザ・サークルはSeeChange(シー・チェンジ)というシステムを開発し注目を集めていた。シー・チェンジは世界中のありとあらゆる場所に小型の監視カメラを設置し、全ての人間の行動や言動を透明化するというもの。
ある日メイは家に帰ると、友人がシカのツノで制作したシャンデリアに感動し、SNSに画像をアップする。するとその画像を観たザ・サークルの大勢のフォロワーから「マーサーという男が動物虐待してる、死ね!」と言われる。マーサーはザ・サークルは間違っていると訴えるが、メイは聞く意味を立てず、ザー・サークルに心酔していく・・・・。
ザ・サークルはどこが見どころ?
現実でもありそうな世界観
ザ・サークルのCEOであるベイリー(トムハンクス)が話している姿が「スティーブ・ジョブス」を連想させます。トムハンクスがとても似合っていて「ザ・ITの偉い人」って感じが非常に上手く出ています。
頭良いけどユーモアもありますよ!的な感じ笑
そんなザ・サークルの雰囲気が、今風に言うと「意識高い系」の集まりです。
イベント参加を進めてくる上司が
「仕事ではないから強制でないんだけど、より多くの人が参加しているから是非参加して欲しいなぁ、価値観広がるよ!人生損してるよ!」
的なことを言ってきます。サークル内でのやり取りに「あるある感」があって面白いです。・
ザ・サークルのネタバレ感想
ここから内容に触れますので、まだみていない人は飛ばしてください。
正直に書きます・・・
1.映画としてまとまりがない
この映画の一番強いメッセージって「SNSがもたらす危険性」だと思うんです。
「もしSNSを運営しているIT企業が莫大な力を手にしたら」ってことを前提にどんなことが予想されるかってことだと思うんですが、色々と回収されていないことが多いです。
ザ・サークルを立ち上げた人間の一人である「タイ・ラフィート」という存在。途中彼から「自分が作ったが悪い方向に進んでいる」とメイに忠告しますがメイは聞く耳を持ちません。
これ普通、ラストに大活躍フラグだと思いません?笑
せめてもう一度くらい出番があってもおかしくないですよね。この後、彼はイベントの時にたまー出現するくらいでラストを迎えいます。・・・・え?笑
まぁ最後に主人公メイに助言はしたのですが、あまりにも頼りなさすぎ。ただの忠告キャラにするには勿体ないし、かえって不完全燃焼になる気がしました。
主人公をザ・サークルに誘った友人アニーとの確執が元に戻る部分も、なんで急に切れて急に仲直りしているのか過程があまり書かれていなかったですね。
2.都合よくストーリーが進む
ベイリーのスピーチは勿論人を引き付ける話ではあるのですが、あそこまで上手く大衆心理をついて、全員が全員信者のように動くのは出来すぎているんじゃないかなぁって思います。
特にメイがスピーチをしている時に発表した「ソウル・サーチ」というシステム。司法から逃げ出した社会の危険因子を20分以内に無作為に探しだすものです。
客席から友人のマーサーを見つけろ!と言われ仕方なくソウルサーチをした結果、ザ・サークルの参加者による過度な追跡のせいで友人が死にます。
これをやっている時も、他のスピーチをしている時も、誰一人として否定的な意見が映画内で出てこないのが少し現実味が薄れる部分かなぁと感じました。そういう意見も出た上で封殺する描写があった方がよりリアルだったんじゃないでしょうか。
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3.トムハンクスの無駄遣い
正直、これかなり思いました。
超有名だし文句なしの演技をするトムハンクスですが、この映画はトムハンクスの良い部分が全然出ていない映画だと感じました。
そこまで出てくる場面がない上に、あの役は別の人でも全然成り立つんじゃないかと。めっちゃ勿体ない。
「ターミナル」「キャストアウェイ」「フォレストガンプ」などは人間味あふれるトムハンクスにしかできない演技が本当に素晴らしかったと思います。
監督が全く生かし切れてなかった感じがすごいです。
「ザ・サークル」を観る方法
ザ・サークルを観るオススメの配信先は・・・・
U-NEXTとdTV!
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驚異の500円というコスパの良さ。
画質はSD~HD画質ってところですね。正直他のサービスと比べたら中の下くらいです。あとは視聴する回線次第ですね!ちなみに少ないですが4K対応作品もあります。
こちらも無料期間があるので、利用して色んな作品を見てみるのが良いでしょう。
「ザ・サークル」の評価とまとめ
正直、最後までみても心に響かない作品でした・・・・
同じような、近未来SF作品でいうと、ブラック・ミラーの方が100倍面白いですね。
ブラック・ミラーの記事はこちら
ではまたノシ
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