『THE HEAD』6話で明かされる驚愕の全貌!解説と考察

Huluにて配信されていた『THE HEAD』

とうとう全6話全て配信されましたね。

まず、結論から言うと非常に面白かったと思います。

ここ最近のHulu作品の中では「ハンドメイズテイル」以来の非常に面白い作品だと感じます。

本題の『THE HEAD』ですが、6話に来て色んな事が覆りました。

本記事ではどうしても内容に触れていますのでこれから視聴を楽しみにしている人は絶対に見ないでください。

前回(5話)までの『THE HEAD』の流れ

前回は・・・

ダミアンが誰かに「氷が解けると共に秘密がバレる」といった電話を掛けるところから始まる。

マギー証拠品のセーターサラの死体をポラリスⅥに持って帰ってくる。

アキと合流し犯人の襲撃を何とか回避するも、電源を落とされアキと2人で暖を取ることに。

肩を寄せ合いアキに勇気を貰ったマギーだが、犯人に追われた結果サウナ室まで追いつめられることに。

襲撃したのはラモン。カウンターを食らわせてマギーラモンを殺害。

サラの死体の元に戻ってくると、サラの死体は行方不明に。

マギーアキと二人でラモンの部屋を調べるとロックの掛かったスマホを発見。

アキが解読すると、中にはおぞましい動画とポラリスVの写真が。

そこには証拠品のセーターを羽織ったアーサーの姿が写っていた。

そして銃声。

駈けつけるとエリックアーサーを追い詰めていた。8年前にこうしておけば良かったと言いながら。

アーサーは隙をついてエリックの首にガラス片を突き刺し殺害。

マギーアキは、アーサーに追われることに。

マギーが逃げた先でアニカを発見。彼女は無線で助けを呼ぼうとしていたが、記憶が混乱していた。

マギーは単刀直入に「サラに何があったのか」話を聞いた。

6話の全体的な流れ

一応下記のように分けていますが、基本アーサーとマギーの記憶によるお話です。

越冬隊パート

⇒越冬隊10人の4月9日以降6ヶ月間のパート

 

ヨハンパート

⇒6か月後のヨハン達が到着した後のパート

 

ポラリスVパート

ポラリスV時代の過去シーンなどのパート

サラとアニカ

ポラリスVパート

アニカサラが基地の外で話している。

サラは悩んでいる様子で「矛盾脱衣」について話す。

そしてサラアニカ

「知ってたの?私をここに誘った時、こうなることを」

と話すが、アニカは返事をしなかった。その代わり、

後2~3週間耐えれば夏が来る

と答え基地に戻った。

気になるポイント

この話からすると、元々サラを越冬隊に誘ったのはアニカという事がわかりますね。

そして事件が起こる2,3週間のこの時点で、サラの身に何か起きているということです。

ポラリスVでの出来事

越冬隊パート

アニカと共に地下空間に行くマギー。

アニカはポラリスVでの出来事を語る。

 

ポラリスVパート

日の出パーティの日。

皆がそれぞれ楽しんでいる中、ダミアンアニカアーサーの姿が見えないことを話す。

二人はアーサーが研究を独り占めしてしようとしているスタンスに嫌気がさしていた。

アニカアーサーの様子を見に行く。

扉を開こうとした時、飾り窓の向こうでアーサーサラに寄っている所を目撃する。

サラは拒否するとアーサーはブチギレるがすぐに「ごめんね・・」とサラを抱き寄せる。

アーサーは「今の君を作ったのは僕だ。元に戻すこともできる。わかるね?」といい、更にいい寄るがサラはまたもや拒否。

アーサーはサラともみ合い、結果サラを押し飛ばしてしまう。

サラは頭の打ちどころが悪く、床に倒れる。

アニカは急いで扉を開け彼女の元に駆け寄るも、既に息はなくサラは死んでいた。

アニカアーサーにぶちまける。

「私たちはずっと苦しんできた。

認められるためにアーサーのような有名教授に媚びへつらってきた。

しかしこんなのあんまりだ、全てクソになった。」

サラが死んだとなれば研究は全て泡になる。

アーサーは戸惑いながら「どうすればいい?」と問う。
アニカは必死に考えた。

重要ポイント

アーサーはサラに気があった様子。サラはずっとアーサーに言い寄られていたのでしょう。

しかしアニカやサラたちは認められるために、必死に努力して、我慢もしてきたってことですね。

それなのに彼女は道を切り開くこともできず死んでしまいました。仲の良かったアニカが爆発するのも頷けますよね。

そして冒頭の基地外での「こうなることを知っていたの?」というサラの発言。これはアーサーに関係を迫られる事だったのかも知れません。

考え抜いた末

ポラリスVパート

アニカアーサー血の付いたセーターを脱ぐように話す。

出来事を隊員に話すことにするが、彼が釈明しても皆が納得しない。

アニカが全員に説明し説得することになった。しかし一筋縄ではいかなかった。

出来事を知ったエリックアーサーをタコ殴りにする始末。

全員を説得するために残された時間は、夏季隊員が到着するまでのたった3週間。

アニカはこの間に全員を説得する必要があった。

この事実が広まった場合、資金も支援者も全て失うということ。

アニカサラと仲が良かったからこそ、彼女が一番望んでいた研究の達成をすべきではないか、と話す。

つまり殺人があったことを隠蔽するという事だった。

この提案にほとんどの隊員は反対していた。特にラーズ、ダミアンは猛反対していた。

しかし越冬隊として長く一緒にいるアニカは全員の事を知り尽くしていた。

そして弱みに付け込むことで、全員の口封じをやってのけたのだった。

結果、基地の中にサラの死体を残した上で、外から導火線で基地に火をつけたのだった。

そして炎の熱により基地の下のクレバス(氷の亀裂)が開いてポラリスVをのみこんだ。

ヨハンパート

マギーの話を聞いて信じられないヨハン。

そして家に掛かってきた電話。

あれはダミアンが直接死ぬ前に電話してきたものだあった。

重要ポイント

これでポラリスVで何がおきたのか、ほとんど見えましたね。

サラを殺したのはアーサー

しかし隠蔽を企てたのはアニカ

ポラリスV組は、このサラ事件のわだかまりを抱えたまま、今回の越冬隊に参加していたという事ですね。

注目したいのはダミアン、ラーズ、ラモンの3人。この3人は特に隠蔽することを拒んでいました。

ダミアンラーズはポラリスⅥに参加する予定でしたが亡くなってしまった経緯があります。

ダミアンは復讐を兼ねているかのような電話を掛けて飛び降りました。この電話、アーサーに掛けたと思っていたのですがアニカでした。あの時の電話がまさにそれだったとは思いつかなかった・・・。

ラモンについてはあんなに反対していたのに、持っている動画がやばすぎるだけに絶対にアニカを裏切れない理由があったって感じですね。

それにしても、元凶がアーサーだったとしても隠蔽がアニカ主導だったのは・・・面白い展開ですよね。

アーサー

ヨハンパート

ヨハンはアーサーの下へ行き、マギーの言っていた事の真意を確かめるがアーサーは相変わらずマギーは嘘を付いていると話す。

ヨハンはマギーの部屋に戻り君の話を信じると言った。

越冬隊パート

アニカは助けを呼ぶために西高原を通ってアルゼンチン基地に行こうとする。

しかしカテゴリー5の吹雪が厳しい為、マギーは遠いが吹雪の影響がないカナダ基地への救助を提案し準備に取り掛かる。アニカが食料を捜している間、マギーは給油作業を行う。

ヨハンパート

この話を聞いたヨハンは、アルゼンチン基地にヘリで向かっているアストリッドにカナダ基地へ迂回するよう急がせる。マギーに感謝し、彼を救えなかったと話を再開する。

越冬隊パート

アニカをカナダ基地に送り出したマギーの元にアーサーが現れる。銃で殺されそうになった時、アーサーの背後からアキが奇襲をかける。

しかしもみ合った末、アキはアーサーにナイフで刺され殺される。死に際マギーに「逃げろ!」と言い、マギーは急いで逃げる。

マギーは食堂からキッチンに逃げ込み、ラモンが使っていたであろうスピーカーとipodを手にキッチンから脱出。保守用トンネルの奥にipodとスピーカーを設置し、アーサーをおびき寄せた上でマギーはトンネルから脱出。扉を閉めてアーサーを閉じ込めた。

ここまでが越冬隊で起きた出来事で、その後はマギーは怖くて発見された場所、キッチンの棚の中に隠れていたといいう事だった。

重要ポイント

とうとう越冬隊での出来事が全て出揃いましたね。

しかしこれは、ほとんどがマギーの証言です。後ほど説明しますが部分的に嘘だという事が発覚します。

ラモンがよく音楽を聞いていた事や、アーサーが発見された場所が保守用トンネルだったことなどが色々繋がってスッキリした気分ですが、まぁこのまま終わらないですよね。

アニカ発見

ヨハンパート

アストリッドからアニカが見つかったと連絡が入る。正確には基地から25km地点で雪上車を発見した。すぐさまヨハンはスノーモービルで駆けつけ雪上車の中を確認するが、ヨハンは泣き崩れる。

アストリッドは雪上車の燃料ホースが切られているのを発見。ヨハンはアーサーの部屋に行き、雪上車の燃料ホースを切ったことを問い詰めるがアーサーはしらばっくれる。

「戯言は沢山だっ!いい加減にしろ!」と切れるアーサーだがヨハン証拠品のセーターを着ているアーサーの写真を彼に見せる。

証拠品のセーターは雪上車から発見された。

アニカはこの証拠品をアーサーに渡すまいと逃げた、とヨハンは踏んでいた。

ヨハンはこれを警察に渡せば君は富も名声も全て失う、とアーサーに問い、部屋を出た。

ヨハンパート

警察が到着する。

証拠を握られ絶望したアーサーはネクタイで首つり自殺をする。

しかし駆けつけたヨハン達に助けられて、「最後のインタビューが残ってる」と言葉をかける。

マギーは入念な事情聴取をさせられた。

アーサーは警察に連行されるが途中マギーとすれ違う。

怒りに満ちたアーサーマギーを襲おうとするが取り押さえられる。

アーサーは連行された。

マギーの正体と種明かし

ヨハンパート

時間は過ぎ、マギーは基地で帰り自宅をしていた。

容疑が晴れたらしく、私物のパソコンが戻ってくる。

靴ひもを結ぼうとするが手が震えて結べなくなっていたところをヨハンが手伝う。

「T3はすぐ直るよ」とヨハンマギーを励ました。

ヨハンマギーにひどい態度を取って悪かった、と謝る。

マギーは「愛する人に何かあったら私もどうなるか・・」と伝える。

南極には二度と戻らないと話し、ヨハンは退出する。

その瞬間、マギーは部屋のカギを占めてパソコンで誰かにテレビ電話を掛ける

出た女性はマギーを見て「オリヴィア」と言った。続けて女性は「終わったの?」と聞く。

マギーは「終わった」と伝えた。

物語ラスト:種明かしについて

ここからのシーンは全て劇中で種明かしをするシーンが続きます。

ですので、シーンを振り返りながら伏線回収の補足を説明していきますね。

主にマギーについてのシーンになります。

過去パート

①サラが子供二人を残して南極に来ているという報道のシーン。

⇒ マギーがポラリスVで発見したサラの家族写真を発見していました。マギーはサラの娘であり、テレビ電話で話していたのが妹である。つまりあの写真に写っている娘がマギーだった。

②ヨハンが最初の面接で「何のために南極へ?」とマギーに質問し「母のために」と答えているシーン。

⇒ 母(サラ)の復讐ためにマギーは南極に来ているので、これは本当の事を話していたという事。大きなヒントだったという訳ですね。

③ニルスに「ある人に似ている」と言われるシーン。

⇒ ニルスはマギーの母であるサラてゃポラリスVで一緒だったので彼女の事を良く知っている。サラの子供であるマギーが母親に似ていて当然と言う訳ですね。これも大きなヒントでした。

④アーサーがヨハンに「素性を偽っている」と伝えているシーン。

⇒ アーサーはマギーの正体をある程度見抜いていたという訳ですね。たった一人彼女の正体に気づいていたという事になりますが次の項目で可能性が潰されています。

⑤ヨハンがマギーの医大時代の資料を取り寄せたシーン

⇒ 電話口に出たのはマギーの妹で、偽の資料を送付していました。

アーサーが唱えた「マギー怪しい説」はこのせいで完全に潰されてしまいました。

マギーの作戦勝ちってことになります。

⑥ダミアンがマギー姉妹に真実を打ち明けるシーン

⇒ 研究の為にサラの死を隠そうとしたアニカに猛反対していたダミアンですが、やはり自責の念に駆られて真実をマギー姉妹に伝えていたという事ですね。復讐劇の始まりはここから始まった・・・という事になります。

⑦ラーズが事故に合うシーン

⇒ ランニング中のラーズが車に追われて撥ねられ殺されるシーン。

アーサーの説明では「出発の数週間前に飲酒運転の車にはねられた」とありますが、明らかに事故ではなくひき殺していました。車に乗っていたのはマギー。普通にマギーがラーズを轢き殺していましたね。

⑧マイルズ殺害のシーン

⇒ 基地の外に出て作業していたマイルズを後ろからマギーが鈍器で殴りつけているシーン。マイルズを殺したのはマギーという事でした。おそらくその後、首を切ったのでしょう。

⑨エバの雪上車爆発のシーン

⇒ 雪上車の給油の際にマギーが何か細工をしているシーン。

雪上車を引火させてエバを殺したのもマギーでした。

⑩ラモン殺害シーン

⇒ このシーンは追い詰められたマギーがラモンをダンベルで殴り殺したのが彼女が語る回想のシーンであったので、そのままだと思うのですが・・・・

あの回想はあくまでマギーが語った嘘の可能性もあるので、実際は何かしら隙をついて普通に殺した可能性もあると思います。

⑪ニルスが死ぬシーン

首を切られたニルスがランドリールームでもがいているのをじっと見つめるマギー。

本来はアキが発見し、マギーも追って発見するくだりがありました。

が、ここで流れた真実の回想では山ピーの姿がありません。

という事は、あの時語った出来事は嘘

直接殺害シーンがある訳ではないですが、間違いなくマギーがニルスを殺害したという事ですね。

物語ラスト:マギーの笑顔と真実

以上の回想シーンを全て振り返りながら、現実ではヨハンが南極から帰るマギーを見送りました。

ヨハンがミケに「マギーが仮病を使っている可能性はあるか?」

と問うと、ミケはありえないと返答。T3の患者は何人も見ているからそれはないと返事をしています。

ヘリに乗ったマギーの手は震えていました。

しかしパッと、震えが止まります。顔は笑っていました。

なんていうインパクトの強いシーン・・・。

これまでのシーン全ては、この笑顔のシーンの為に作られたのか・・・と思うと鳥肌が立ちますね

たった数秒の笑顔のシーンなのにも関わらず、多くの事が語られています。

このシーンは復讐が成功し、完了したという事を語っているシーンですが、同時に視聴者がマギーに裏切られたことが確定したシーンでもあります。

ヨハンがまんまと妻を殺した犯人を、自分の手で逃がしているという苦しいシーンであり、「うわぁ、まんまとやられてるじゃんっ!!」と視聴者がぼやく悔しいシーンですよね。

更にこの後回想シーンで、ダミアンは事件当時アーサーが来ていた証拠品のセーターをこっそり入手していました。そしてそれをマギーと会った時に渡しています。

これでマギーは偽装を行います。筋書きはこうです。

雪上車にセーターを乗せ、給油ホースに穴をあける。これにアニカを乗せ出発させることでアニカは雪原のど真ん中でガス欠で凍死する。もちろんこれは発見された時に、まるでアニカがセーターをアーサーに渡すまいと持ち出し逃げ出したが亡くなったと見せかけるためです。

これまでのマギーの証言から、アーサーへの疑惑は十分です。これで自身の潔白と、アニカ殺し、アーサーへの不信感と復讐全て完了するわけです。

状況を見ながら上手くやっていますが、かなり緻密で計画的な犯行ですよね。

マギーおそるべし。

物語ラスト:アキ殺しの解釈

さて、ラストはマギーの乗っているヘリコプターに山ピーの姿(幻影)をみます。

ここでの会話は非常に幻想的で感傷的なシーンだなと感じます。

アキ

「オリヴィア・ジャクソン、いい名前だね」

「でもマギーの方が好きだな」

アキは、マギーの事を知っていますが、オリヴィアの事は知りません

これは個人的な解釈です。アキはポラリスⅥでマギーと知り合っており、知り合った時からずっとマギーなんです。復讐に燃えるオリヴィアよりも、一緒にポラリスで過ごしたマギーの事が好きだったんです。

勿論これはマギーの作り出したアキの姿なので、マギーの想像の中のアキは、こう言ってくれるだろうなという願望だったんじゃないかと思います。

紛れもなくマギーの中でアキというのは特別な存在で、本当に好きだったんじゃないかなと思います。

復讐なんてなければ、マギーはアキと一緒にいる人生があったのかも知れません。

アキ

「アニカに聞いたよね、迷いがあったか」

「君はどうだった?」

ここで回想シーン。マギーが雪上車の給油ホースに穴をあけている現場をアキに目撃されてしまい、やむなく殺しています(物語中盤マギーの告白ではアーサーに殺されていますが、あれは嘘だったという事)

自身の復讐のために愛する人を殺すことに、ためらいはなかったのか、という事ですよね。

結果、マギーはやむなくアキを殺します。

それ程マギーには、好きな人を殺してまでもやり遂げる決意があったってことですよね。

しかしマギーは、アキに現場を見られさえしなければ、彼を殺さなかったんじゃないかと思います。

理由は二つで、彼はポラリスⅤのメンバーじゃないので、そもそも復讐の対象になっていないという事。もう一つは純粋に好きだったからということ。

マギーの復讐劇というのはわかっているのですが、アキと二人で歩む道もあったのかと考えたら少し切なくなりますね。

『THE HEAD』のまとめとおすすめ作品

結局、最後までマギーはこの問いに答えません。そして出てきた鼻血を拭き、なんとも言えない表情で幕を閉じます。

もしかすると、復讐を終えたマギーの心に残ったのは、空しい気持ちだったのかもしれません。色々と解釈の仕様があるラストの展開ですよね。

少しリドルストーリーの入った終わり方ですが、こういう終わり方個人的に好きです。

人それぞれ解釈が出来そうな終わり方。

THE HEADとっても楽しかった!

Hulu作品の中では、最高峰に楽しい作品なんじゃないかと思います。

THE HEADを同じように楽しめた人は下記の作品も楽しめると思うのでオススメです。

おすすめ作品:ベイツモーテル

名作「サイコ」の主人公「ノーマン・ベイツ」に主軸を当てた傑作サスペンス映画。

田舎のホテルを経営することになった主人公ノーマン・ベイツと母親ノーマ・ベイツ。どのようにしてノーマンベイツは殺人鬼になってしまったのか。その過程を様々な登場人物を交えながら物語にしているのですが、主人公と母親の演技力が半端じゃない。母親との異常な絆、純粋すぎるが故に歪んでしまった殺人衝動を非常に上手く表現しています。

主人公は『チャーリーとチョ子レート工場』フレディ・ハイモア。母親は『死霊館』でお馴染みのヴェラ・ファーミガ。この二人の壊れた演技を是非観てください。

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